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『シークレット・オブ・モンスター』独裁者な美少年のために見てきたので感想

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11月25日金曜日。某2.5次元舞台のDVD発売イベントのために銀座に行ったので、ついでに日比谷シャンテTOHOで『シークレットオブモンスター』を観てきました。若手俳優と接触した後だったし、期待してた映画だったし(主人公がスウィートなお顔すぎて)、シャンテにも憧れがあったし異様な高揚感があった、あの時は。

そんな以下『シークレット・オブ・モンスター』の感想です。ネタバレ含む。

 

 

 

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原題は"The childhood of a leader"。ある主導者の子供時代。

舞台は第一世界大戦を終えた1918年、フランスの田舎町。

アメリカからフランスに送り込まれた政府高官の父と信仰心の厚い母と共に生活する少女と見紛う程美しい少年・プレスコット。彼は段々と不可解な行動を繰り返すようになり...。

物語は第一の不可解な行動、主人公・プレスコットが教会から出てくる人々に向かって石を投げつけるシーンから始まる。

 

この映画は凄く人を選ぶと思います。私はよく分からなかった!

知識がある人、考察が好きな人、得意な人なら面白いのかもしれない。

物語は少年の不可解な行動を淡々と見せられ、最後独裁者になったシーンでおしまい。

「何が少年を独裁者へと変貌させたのか」というキャッチコピーはうまいなぁ。このキャッチコピーを読んで少年の独裁者への成り行きが丁寧に描かれているのかと思ってました。というか寧ろ、原題を知らなかったので美少年の独裁者の誕生ストーリーかと思っていました。これを期待していくと肩透かしを喰らいます。

 

そして結局「何が少年を独裁者に変貌させてしまったのか」について。

あの家族には全く愛が感じられなくて、それがあの少年を独裁者へと変貌させてしまった一因なのかな、と思いました。

父も母も体裁を取り繕うことしか考えてない。息子のことを思って...なんて全く感じられなかった。唯一愛情を持ってプレスコットに接していたメイドは母がクビにしてしまうし。

その為か少年は「何が悪いことなのか、何故悪いことなのか」を教えて貰えずに育っていってしまったのではないかと。

少年がフランス語を教えて貰っているアデレイドの胸を触って、「これは悪いこと?」と聞くシーンは特にそれを物語っていたような気がします。

勿論プレスコットは元々変わった子供だったのだと思います。本編には石を投げつける以前の話が無いから想像でしか言えないけど。

監督が「Nature(本質)&Nurture(養育)、その両方だ。」と語っていたけど正にその両方の要因があって、彼はモンスターになってしまったのでは...と無い頭で考えてみたけどどうでしょう。

明確な答えは本編でも出ず、考える余地を残した映画なのできっとハマる人はとことんハマる映画。

私は本編に答えを求めてしまうタイプなのでハマらなかったな〜...

 

ただ、映画館で観てよかったと思った点が2つ。

1つ目が音楽!不安を煽るような重厚な音楽を映画館で堪能出来たのは良かった。もしテレビで見る機会があれば音量MAXで観たい。

2つ目が彩度の低い美しい画面。冷たい感じがよく内容とマッチしてた。衣装もお部屋の内装もどこか冷たさを含んでいて美しい。主人公プレスコットを演じるトム・スウィートくんのお顔は本当にスウィートでした。フリルのついた白いシャツも黒いワンピースのようなお洋服も、裸にガウンですら天使のように美しく着こなしていた...。

そんな天使のような少年が悪魔に取り憑かれたかのような行動を起こし、最後には怪物になってしまうのがこの映画。

 

この流れで?ヴィオレッタとエコールを借りてきたので明日は美洋ロリ祭り。